タイヤ
タイヤは色々試しました。
まず標準タイヤ。標準タイヤのサイズは145R12です。カルタス
を買った当初は、タイヤのことなど一切気にせずに乗っていました。
しかし、私の運転が徐々に上達(乱暴?)してくると、どうも車の挙
動が気になるようになってきました。そこでまず試したのが、タイヤの
空気圧です。
標準タイヤの標準空気圧は、1.8kgf/cm2ですが、これを徐々に変化さ
せて、2.0,2.2,2.5kgf/cm2まで上げて走ってみました。
これが結構有効なんですよ。空気圧を上げるとタイヤが若干固くなり
コーナリング中の感覚や、横断歩道の標示を乗り越す感覚がまるで変わっ
てくるんです。
コーナリング中は車の沈み込みが抑えられますし、ちょっとしたハン
ドル操作にも敏感に反応してくれるようになります。
一度この感覚を覚えてしまうと、1.8kgf/cm2には戻れません。
次に標準タイヤでも物足りなくなり、本当はやってはいけないタイヤ
のサイズアップをしてみました。
145R12から165−70R12へとサイズアップしました。こ
のサイズアップの時の衝撃は今でも忘れられません。タイヤ一つで自分
の車がこんなにも変わるものかと感動したものです。
いけない考えはさらに続き、今度はホイールまでも交換して、175
−60R13へとサイズアップしてみました。ちなみにホイールは5.5J
です。
さすがに凄いです。ガチガチです。固いです。でもぐいぐい曲がって
くれるんです。今までのアンダーステアが嘘のように、ステアリングを
切った方向へ曲がってくれるようになりました。これなら峠によくいる
通称「ローリング族」にもついていけるか?なんて思いました。でもさ
すがにこのサイズのタイヤは、私のカルタスにはオーバースペックのよ
うに思います。
ブレーキ
ブレーキは前輪がただのディスクで、後輪はこれまたただのドラム・
ブレーキですが、制動力はバッチリです。なんら不満はありません。
カルタスのブレーキ・フィーリングは、ブレーキ・ペダルをちょっと
踏んでもすぐには効いてくれませんが、ペダルを徐々に踏んでいくと、
ブレーキもそれに伴って徐々に効いてくれるという感じです。そして、
ペダルを思いきり踏むと、タイヤがロックするほど効きがよいです。た
だ単にグリップ力のないタイヤを履いていたということかも知れません
が、ペダルの踏みごたえは大変しっかりしていて頼もしいです。
ハンドリング
ハンドリングはタイヤのところでも述べましたが、タイヤによってか
なり変わってきました。標準タイヤでは若干アンダーステアになってし
まうかな、といったところです。
タイヤ専門店がやっている、4輪ホイール・アライメント調整なるも
のもやってみましたが、あまり変化は感じられませんでした。
私がカルタスのハンドリングを評価するならば、「良いとはいえない
が、悪いともいえない」といった感じでしょうか。ただし、前述した
175−60R13の5.5Jホイール仕様はなかなかGoodです。
サスペンション&ショックアブソーバ
サスペンションは前がストラット、後ろがリーフリジッド?とかいう
板バネです。乗り心地は悪くはありません。硬くもなく軟らかくもなく
といった感じです。
ただこれは後述しますが、さすがに10万Kmも走ってくると、ショ
ックアブソーバがヘタってくるようです。これはカルタスのみならず、
全ての車にいえることなのですが。
また、カルタスはリアのサスペンションがリーフリジッドのためか、
後輪が落ちつかないような気がします。これは私のカルタスが、かなり
痛んでいたためかもしれませんが、コーナーリング中に路面の段差を乗
り越えるときなどは、前輪は落ちついているのですが、後輪が段差を乗
り越えた瞬間に、車の挙動が一気に変わります。どちらかというと後輪
がカーブの外側へ放り出される感じで突然オーバーステアになります。
私はこの挙動を体が覚えているので不安はありませんが、友人が私の
車を運転してこの挙動を受けると、突然の変化に大変恐がります。
でも私はジャジャ馬を乗りこなす?気分で好きです。